今回、水上前会長の後を任されました。おもえば会員殆どが薦野（こもの）の歴史を何も知らない処から勉強を始めてまだ8年余り、先輩の話や講演をして頂いた講師の皆様のおかげで、いくらか郷土の歴史を知ることができましたが、まだ全体像は見えてきません。それくらい私達の住む「薦野」は奥の深い土地といえます。講演をしていただいた講師の方達からは、「薦野は歴史の里だ」とよくいわれます。なんの変哲もない小さな村になぜそんなに熱視線を送られるのか。
   そんな薦野の歴史をどうつないでいくのか。私達の一つの小さな野心、「子供達に伝われば、なんとかなろうばい」と、無い知恵を絞りだして、ひとつのゆるキャラを誕生させました。名前は「ますとき君」といいます。いまのところ、ゆるキャラならぬマスコットキャラではありますが、このホームページのなかで活躍してもらおうと考えております。この「ますとき君」は薦野が生んだ戦国時代の名将「薦野増時」の時空を超えた分身？ともいえるキャラクターであります。いろんな話を子供達に伝えていきたいと考えて作戦を練っていますが、どうなることやら。薦野の将来は若い人達が担ってくれることを心から願うものであります。くしくも来年は、戦国武将大友一族の立花（戸次）道雪、宗茂の重臣として知られる「薦野増時」の没後400年忌にあたります。
   薦野には昔も今もこれからも歴史の河が流れていきます。この歴史の一端を皆さまに伝えられたら本望だと思うのです。これからもよろしくお願いいたします。
薦野の歴史をつなぐ会 会長　岩瀬益雄